【レビュー】しつこい食欲の黙らせられる!?デイヴィット・ローベンハイマーさんとスティーブン・J・シンプソンさんの「新版・科学者たちが語る食欲 食欲人 EAT LIKE THE ANIMALS」をご紹介

【読書感想】-しつこい食欲の黙らせられる!?「新版・科学者たちが語る食欲-食欲人-EAT-LIKE-THE-ANIMALS」-をご紹介

・食べても食べてもなんだか食べたりない・・・
・ご飯を食べたはずなのに、なぜかお菓子も食べたくなる・・・
・ダイエット中で食事制限をしているんだけど、中々たいへん・・・もっと簡単に食欲を落とす方法はないのかな?・・・

もし、そのようなことを考えたのであれば、ぜひ参考にして欲しい書籍があります。

それは、デイヴィット・ローベンハイマーさんとスティーブン・J・シンプソンさんの「新版・科学者たちが語る食欲 食欲人 EAT LIKE THE ANIMALS」です。

お二人は、オーストラリアの著名な生物学者です。

本書は、そんなお二人がこれまで研究してきた昆虫や動物などの「食」に関する研究や、世界中の生物学者たちとのかかわりの中で判明した、人を含めた動物や昆虫の食欲にまつわる驚きの真実を知ることができます。

目次

書籍情報

書籍詳細

項目名内容備考
書籍名新版・科学者たちが語る食欲 食欲人 EAT LIKE THE ANIMALS
著者・デイヴィッド・ローベンハイマー
・スティーブン・J・シンプソン
・シドニー大学生命環境科学部栄養生態学教授
・シドニー大学生命環境科学部教授
訳者櫻井祐子
出版社サンマーク出版
発売日2023年6月30日
ページ数414ページ新版あとがき含む
ISBN978-4-7631-4057-9
金額(税抜)1,600円
オススメ度★★★

目次

  • 序章  科学者が「食欲」について調べた全記録
  • 1章  バッタ タンパク質のためなら「共食い」もいとわない
  • 2章  栄養 動物は計算なしで「ベスト・バランス」を食べる
  • 3章  栄養幾何学 「グラフ」にしたらとんでもないことがわかった
  • 4章  食欲 あなたを動かす「欲望」の正体
  • 5章  本能 生物としてもつ完璧な適食本能
  • 6章  ヒト 人間もバッタも「タンパク質」ファースト
  • 7章  タンパク質 「スリム」か「寿命」か
  • 8章  人間に近い種 長寿の仕組みは「イースト細胞」も「ヒト」も同じ
  • 9章  食環境 科学者が命を賭して観た現実世界
  • 10章 食環境2 それはもう、「あるべき世界」とあまりに異なる
  • 11章 現代 「人間」にとって破滅的な食環境
  • 12章 金銭欲 人間に特有の欲
  • 13章 肥満 「胎児」のときに運命が決まっているかも
  • 14章 教訓 「正しい知識」で食べる

読書感想

本書との出会いは、新宿の紀伊国屋でした。

入り口付近に積まれており、表紙がオレンジ色でカラフルだったことから、とても興味を惹かれたのを覚えています。

ただ、その時は別の書籍を読書中だったのと、彼女さんとの待ち合わせ時間までの穴を埋めるために少し寄っただけだったので、目次だけ読んで読みたいリストにキープするにとどめていました。

その後、どうしても本書のことが忘れられなかったことや、ちょうど筋トレ&ダイエットに精を出してたこと、そして、食べ過ぎによる逆流性食道炎の治療中であったということもあり、「今の自分に何か良いヒントになるかも」と思って、数日後には本書を購入していました。

目次は見ていたものの、内容としては私が求めていたものとは少し違いましたが、結論としては「読んでよかった」と感じています。

というのも、私が知りたかった「筋肉量をなるべく落とさずに、効果的に食事量を減らせるか?」という問いに対して、「今の自分の食事は間違っていないのではないか」と思えるヒントを知ることができました。

また、著者たち生物学者の血のにじむような研究努力、また狂気とも呼べるような研究に対する執念を、本書を通して知ることができたからです。

大学は普通の文系大学で研究をしたことのない私からすると、研究者の方々の研究に対する姿勢は、想像を絶する内容だったように感じましたが、とても参考になると同時に、面白いなとも感じました。

ちなみに「今の自分の食事は間違っていないのではないか」と思えた理由は、本書を読み始める2週間前から食事の内容を変えていて、その食事内容に近い?(というのは少し誇張表現化もしれませんが💦)ことが本書にも書かれていたからです。

本書では「タンパク質の高い食事こそが生物の食事量を決める」といったことが書かれています。

確かに、タンパク質を多くとる食事に変えてから、割とすぐにお腹がいっぱいになったような、「もうこれ以上食べなくてもいいや」と思えるようになった気がします。

それに、毎日のように食べていたポテチなどのお菓子などを、ほとんど食べなくなった気が・・・(あくまで個人の感想です💦)

ただ、そういったことを別の視点からとらえると、本書はある意味ダイエット本としても活用できるのかな?とも思います。

その他にも、ダイエッターにとっては最大の敵である「超加工食品」についても多くのことを知ることができます。

もし、「超加工食品、何それ?」という方が見えましたら、本書を読むことで、その悪魔?の食品たちについて知ることができます。

本書を読んで超加工食品について学んだら、より食に対して真剣に考えるようになること間違いなしです!

もし、

  • 研究者たちの血のにじむような研究努力って?どれくらいの執念なの?
  • 人や動物はの食欲は何によって左右されるの?
  • あまり苦労せずに食欲を落とす方法はないの?
  • なぜこんなにも食べ過ぎてしまうの?
  • 超加工食品ってなに?

上記のようなことに興味を持たれましたら、ぜひ一度本書を手に取ってみてはいかがでしょうか?

また、本書の上位互換のような書籍として、ショーン・スティーブンソンさんの「EAT 最高の脳と身体をつくる食事の技術」という書籍があります。

こちらの書籍については、別記事『【読書感想】今すぐ健康的になるための食材を買いに行きたくなる!?ショーン・スティーブンソンさんの「EAT 最高の脳と身体をつくる食事の技術」をご紹介』という記事を書かせて頂いているので、ぜひ参考まで一読頂けたら嬉しいです!

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SHIN

以上となります。
今回は読書感想系の記事をご紹介させて頂きました。
また、私のブログでは、「睡眠知識の向上よる生活の質を向上させる」ことを目的として、今まで読んできた睡眠に関する書籍や、研究論文、その他のサイトから学んできた睡眠に関する知識などを紹介しています。
その他、様々なジャンルを取り扱っておりますので、もしかすると本記事以外にも気になる記事もあるかもしれません。
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この記事を書いた人

快眠セラピスト+安眠インストラクター+東京都で企業戦士をしているブロガー!
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