寝ているときの「歯ぎしり」、ストレスを感じた時の「食いしばり」、私は小学生の頃から20年以上そのようなクセを持っていました。
この記事にたどり着いた方の中には、私と同じようなクセを持っている方も、いるのではないでしょうか?
ですが、その「歯ぎしり」や「食いしばり」癖、今すぐにでも治さないと大変なとこになりますよ!
その理由は、最悪「歯が死んでしまい、抜かなければいけなくなる」からです。
歯が死ぬ!?どういうこと?
何が起きたのか、知りたいかな
上記のような方はこのまま読み進めて頂ければと思います。記事の中には痛々しい表現もあるので、
痛々しいのは、ちょっと嫌だなぁ
と思う方は、このままブラウザバックを推奨します。
ちなみに、私は幸いなことに根幹治療をすることで、歯を維持することができました。
ですが、「歯ぎしり」や「食いしばり」というクセを治しておけば、こんなつらい思いをしなくても良かったのに・・・という思いもあります。
そのため、「私と同じ思い・後悔をして欲しくない!」との思いから、本記事を書かせて頂きました。
最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
抜歯の一歩手前!? 歯がひび割れた話
SHINさん……それ、残念だけど、歯の神経までいってると思うわ……
この日、歯の激痛で歯科医院を訪れた私に、顔なじみの歯医者さんの一言は衝撃的でした。
何が起きたのかお話しします。
尋常じゃない痛みで一睡もできず……
ある日の夜、少し前から鈍い痛みがあった奥歯に激痛が……しかも尋常じゃないほどの傷み……
ベッドで横になっても、イスに座っても、部屋の中をウロウロしても、何をしても奥歯からの激痛は止まず、市販の痛み止めを服用するも、まったく効果なし。
当然寝付くことなどできず、一晩中「イタイ、イタイ、イタイ、イタイ!」と言い続けて、いつの間にか朝日が昇っていました。
歯医者さんから受けた診断は……
尋常ではない痛みだったので、仕事は午前休をもらい、すぐに歯医者さんへ。
痛みが起きる前に何をしていたか、痛みが出始めてから現在までのことなどを説明したところ、
SHINさん……それ、残念だけど、歯の神経までいってると思うわ……
と歯医者さんより一言。
詳しくはレントゲンを撮らなければ分からないものの、恐らく「歯にヒビが入り、それが歯の神経まで到達してしまった」ということでした。
実は、以前からストレスを感じると、歯が欠けるくらい「歯を食いしばる」クセがありました。
そして、前日の夜、仕事のことでとてもストレスを感じることがあり、その時に強く歯を食いしばったことが、トドメとなったと思われるようです。
すぐにレントゲンを撮影したところ、歯医者さんの見立て通り、奥歯にくっきりとヒビがある様子が映っていました。
詳しく調べてみないと分からないけど、もし完全に歯が割れていたら、最悪抜歯もあり得ます……
この言葉を聞いた時は、生きた心地がしませんでした。
その後も、歯医者さんが私の状況などの説明がしていたと思うのですが、気が動転しすぎていて、内容がまったく頭に入ってきませんでした。
説明が終わり、意気消沈している私に歯医者さんが一言。
大丈夫!まだ抜歯と決まったわけではありません!
抜歯はいつでもできる。
それよりも、根幹治療をしながら、可能な限り歯を残せるように最善の手を尽くしましょう!
この一言でどれだけ心が救われたことか…!
ただ、激痛は続いていたので、応急処置と痛み止めの処方をしてもらい、2日後に1度目の治療(翌日が休診日のため)の予約を入れてから会社に出社しました。
激痛の鎮静化 = 歯の神経が死亡
歯医者さんで応急処置をしてもらい、もらった痛み止めを飲みながら、仕事をしていましたが、痛みでまともな仕事はできず、その日は定時で帰宅しました。
翌日になり、昨日に比べて痛みは収まったので、引き続き痛み止めを飲み、仕事をこなして帰宅・就寝。そして再検査の日となりました。
再検査の日には、痛みはほとんど引いており、通常通り仕事を済ませてから、歯医者さんへ。
歯医者さんから痛みの経過などを聞かれ、痛みがなくなったことを伝えたところ
歯の痛みがなくなったということは、歯の神経が死んだということですね。
とのことでした。
「本当かな?」と思いながら、1回目の治療をすることに。
歯医者さんからは、
麻酔はするけど、痛かったら手をあげてくださいねー
と言われ、内心かなり恐怖しながら治療を受けるも、痛みなども感じないままに、治療が終わりました。
その時に歯医者さんから一言。
今の治療中、痛みを感じましたか?
まったく痛みを感じなかったので、その通りに伝えたところ
ということは、やはり神経は死んでるようですね。
もし神経が生きていたら、麻酔をしていても、治療中に激痛で飛び上がってると思いますよ。
例えば、腕から神経を引っ張り出して、刃物でザクザクしたら、激痛で飛び上がりますよね。それと同じです。
なので、痛みを感じなかったということは、神経が死んでしまったという証拠なんです。
心していましたが、事実を伝えられると落ち込みます😓
1回目の治療の後は、今後の治療の流れなどを聞いて帰宅しました。
根幹治療の終わり
2回目以降は毎週1回「薬剤を歯に入れて神経を溶かしてから掻き出す」という治療を繰り返し行いました。
治療中は痛みがないので、麻酔はしていません。
ただ、神経を掻き出す時に「ゴリ、ゴリ、ゴリ」というような音が怖くて、いつでも手を挙げて治療を中断してもらえるようにスタンバイしていました😓(結果的に治療中、一度も手を挙げることはありませんでした💦)
ちなみに2回目以降の治療は以下となります。
2~4回目 | 薬剤を歯に入れて神経を溶かし掻き出す治療 |
5回目 | 全ての神経を掻き出した後、レントゲン確認。問題なければ、完全に蓋をする |
6回目 | かぶせモノの型どり |
7回目 | かぶせモノをする。以後痛みが無ければ終了 |
私の場合は、歯がひび割れていたため、完全に真っ二つになってしまわないように、歯全体を覆うかぶせモノを作ることになりました。
6回目で、かぶせモノの型どりをする前に歯をかなり削りましたが、舌で歯の大きさを確認した時に、とても小さくなっていたのは悲しかったです😓(自業自得なのですが、分かっていても悲しいです……)
ただ、7回目でかぶせモノをしたあと、ご飯を奥歯でまともに噛んで食べれるようになっときは、心から「ご飯を噛んで食べれるって、幸せなことなんだな」と感じました。
治療を終えて
小学生のときから「歯ぎしり」、「食いしばり」を続けた結果、私は奥歯がひび割れ、根幹治療をしなければならなくなりました。
根幹治療が終わるまでに(途中コロナ陽性でいけなかったことを含め)2か月半という時間と2万円近くの費用を失いました。
人によっては抜歯もあり得るなか、私は運よく根幹治療で対応することができました。
いつも私を担当していただいている歯医者さんには本当に感謝です。
もう同じ思いをしたくないので、今は「歯ぎしり」「食いしばり」のクセを治すように意識するようにしています。
マウスピースの購入・作成について
読者の皆さんには、私とは同じ思いはして欲しくないので、「歯ぎしり」や「食いしばり」をするクセがあるなら、そのクセを治してほしいと思います。
特に「食いしばり」は、少し意識すれば治せる、もしくは減らせます。
でも「食いしばり」は意識して止めることはできるけど、「歯ぎしり」は寝てる時だし、意識して止めるのは難しいですよね?
それなら、マウスピースを買った方が良いですか?
購入した方が良いと考えます。
私もマウスピースを購入して、ちゃんと毎日装着していれば、違う未来だったかもしれません…
もし、マウスピースを購入・作成しようか悩んでいるのなら、絶対に購入・作成した方が良いです。
少し費用は掛かるかもしれません。毎日装着するのは面倒かもしれません。
ですが、私のように歯にヒビが入って激痛で寝られなくなったり、2か月半も根幹治療をした挙句、トータル2万円近くの費用を失うことに比べたら安く・手間もかかりません。
もし、市販のマウスピースか、歯医者さんでマウスピースを作成するか悩んでいるなら、間違いなく歯医者さんでマウスピース作成するをオススメします。
市販のマウスピースの場合、手軽に購入できる分、自身の歯型に合わない可能性があり、別の病気を引き起こす可能性が考えられます。
一方で歯医者さんでマウスピースを作るのは、制作までに日数と費用を要しますが、保険適用で作成可能です。また、歯型が合わなかったときは、調整してもらえます。加えて取り扱いの方法も、気軽に聞けますし、ついでに歯のことで気になっていることの相談もできます。
もしマウスピースを購入・作成するなら歯医者さんに行きましょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「歯ぎしり」「食いしばり」を続けった末路として、私の体験談をもとに記事を作成しました。
「歯ぎしり」「食いしばり」は早めに治さないと、私のように辛い思いをすることになります。
本記事を読んで頂いた方々が、少しでもクセを治すように意識し、私と同じ思いをしなくなったのであれば、嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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